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すごかった、でもやっぱり悔しい

録画しておいた錦織vsマレーを見終わった。
試合結果についてはすでに知っていたが、実際に試合を見るとスコア以上に緊迫した試合だったことがわかった。

前回は昨年の上海で対戦している両者だが、スコアだけ見るとそのときと大差ないようにも見えるのだが、実際の試合内容はまったくの別物であると言えた。
あの時は足の負傷などがあったとはいえ、ほとんど見所のないほどの完敗だった。が、今回はスコア以上に見せ場はたくさんあった。
相手の実力、コンディション、勝ちあがり方などを考えればこれ以上望むべくもないような全豪だったと思う。

それでもやはり悔しいものは悔しい。
ここまで勝ち上がっただけでも充分すぎるほどすごいのはわかっている、マレーの強さも百も承知している。
「日本人男子として○○年ぶりの~」などのことについては僕はそれほど興味はない。そのような形式的なくくりで片付けられる選手ではないと思っているから。
だからこそ、歴代最強と言われる現在のTOP4との埋まりそうでなかなか埋まらない、少しだけど大きい差が、とても悔しいのだ。

僕には錦織の最初のサービスゲームがその「差」を象徴しているように思えた。
サービスゲームの順序こそ逆だが、バーゼルでのフェデラーとの決勝と同様の展開になったからだ。
どちらも錦織はいいサーブを入れてポイントを楽に先行しあっさりキープ出来そうになるのだが、そこから逆にまくられて最初のサービスゲームを落としているのだ。
現在のTOP4相手にこれはかなり厳しい展開になることを意味している。彼らを相手に逆転で勝利することはかなり困難なことだからだ。

僕は巷で言われているほどには錦織のサーブが弱いとは思っていない。
もちろんまだまだ向上の余地もあれば必要性もあるが、今のサーブでもTOP10に入ること自体は可能だと思っている。今回のことについてもサーブ力による部分ももちろんあると思うが、僕がより重視する4強との差は、要所を締める事ができるか、である。

落とした最初のサービスゲームはもちろん、他のゲームにしてみても、重要なポイントで4強に比べると淡白に映ってしまうことがあるのだ。
もっともこれは錦織がTOP4より雑だということではない。また、メンタルについても錦織は相当に強い方だと思う。
この部分は厳しい相手との対戦で徐々に磨かれていく、経験によるところが大きいものだからまだ錦織には十分ではないのだ、と思う。

全豪で結果を残したことで他のトーナメントでも上位進出がよりしやすくなり、これからはTOP4との対戦も増えるだろう。
全米の頃には今日完敗を喫したマレーを倒す姿が見られることを願っている。

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