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上海マスターズ準決勝進出

錦織が上海のマスターズ大会で準決勝に進出し、ATPランキングも30位まで一気に上昇させた。

日本人がマスターズ大会でベスト4に残るのは初めてだし、松岡さんのもっていたATPランキング46位の記録も塗り替えることができた。錦織にとってはかなりメモリアルな大会になった。

日本での報道は準々決勝くらいまではかなり小さなものだった。新聞は正直見つけるのにも苦労するくらいの小さな記事ばかりだったし、地上波のテレビで扱われることは皆無と言っていいくらいだった。

地上波や新聞で大きく扱われるようになった理由は、松岡さんのもっていたATPランキング46位の記録を塗り替えて、日本人最高の30位に上ったこと・・・つまり『順位』がポイントで、マスターズ大会ベスト4については悪く言うとそのおまけのように感じられた。
やはり日本のメディアはテニスについて詳しくないため、わかりやすい『日本人最高順位』に食いついたのだろう。

われわれファンからすると、ランキング上昇はもちろん嬉しいことだ。が、何より嬉しいのは最近見られた伸び悩みというか、プレーヤーとしての「壁」のようなものを越えたように思えることや、今まで結果が出ていなかったマスターズ大会で結果をのこせたことなのだ。

マスターズはグランドスラムに次ぐ大きな大会であり、トップ選手がほぼ出揃うにも係わらず、出場できる選手の数がグランドスラムよりも少ないため、出場選手中トップ選手が占める割合が大きく、ある意味グランドスラムよりも成績を残すことが難しい大会だ。
錦織も今までグランドスラムのようにはマスターズで成績をのこすことができないでいた。

それが今回、ツォンガ・ドルゴポロフなどの強敵を破っての堂々たる準決勝進出である。マスターズでのベスト4はグランドスラムのベスト8に匹敵する成績といってよい。
準決勝ではマレーに良いところなく敗れたが、ドルゴポロフ戦で痛めた足の影響がかなりあったようだし、マレーは今かなり好調なのでこれは仕方がない。

今回のランキングの上昇で最もよいことは、これで来年のグランドスラムにシード選手として臨めることがほぼ確実になったことである。
1回戦からシード選手と戦うことはなくなるため、一部の例外(けがなどでランキングの下がっていた実力者とあたるとか)を除けば初戦から強敵と戦う必要がない。これは非常に意味があることなのである。

今シーズンは残りわずかで、出場するとしても1大会か2大会くらいといったところ。そのあとは充実したオフを過ごして、来シーズンはさらなる勇姿を見せてくれることを期待したい。

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